2015年5月14日木曜日

外付け電子辞書の威力

外付け電子辞書の利用について以前記事(ブログ本編2014.11.26記事「外付け電子辞書の活用」)にしたことがありますが、墨書土器の文字検討にとても役立っているので、メモしておきます。

使っている製品はDF-X10001(セイコーインスツル株式会社)で、本来英語専門家用製品ですが、私はこの電子辞書をパソコンに外付けして、パソコン画面に呼び出して、主として次の辞書を利用しています。

外付け電子辞書で利用している主な辞書
●改訂新版 世界大百科事典(平凡社)
●角川類語新辞典(角川)
●精選版 日本国語大辞典(小学館)
●広辞苑 第六版(岩波書店)
●明鏡国語辞典(大修館書店)
●新漢語林(大修館書店)

ある言葉を入力すると、上記辞書の記述を串刺しで全部見ることができます。

ある言葉の意味や用例(や挿絵・表など)を上記6辞書を串刺しで検索できて、その内容をコピペできるということは、極めて効率的な活動で、発想を刺激します。

上記図書(紙版)は全部所持していますが、同じことを紙版図書で実行することを考えると、眩暈がするような非効率になります。

そもそも机のまわりに上記図書全部を揃えるだけで、一大事です。ほかの興味の作業を行うスペースが無くなります。

同時に、図書のページをめくって調べ事をするという本来行為以外に、各図書を取り出し机の上に載せることと、机から元あった場所に戻すという作業が結構な肉体労働になります。

連続してこの肉体行為を行うということは、腕が疲れるということまではいかないにしても、知的気力面で強い心理的ブレーキの役割をはたします。(いつまでも辞書の出し入れをするのではなく、もっと成果が表れる作業をしようという心理になり、言葉の意味を徹底して知らべるという気力がいつの間にか侵蝕されてしまいます。)

パソコンで国語大辞典、新漢語林(漢和辞典)、世界百科事典という種類の違う3種の辞書を串刺しで検索できることは素晴らしいことです。

言葉の意味調べに関して、そうした環境が無かった時の自分の情報量と質は、現在の情報量と質と比べて目に見えて劣ります。レベルの違いを実感しています。

電子辞書のパソコン画面例 漢字「提」を入力

本当ならば、こうした検索環境がWEBにあればよいのですが、現状では自分が欲しいレベルの情報で、なおかつ出典を明示できるようなしっかりした情報をWEBに求めることは困難です。

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