2015年8月18日火曜日

小字花輪と旧石器時代遺跡のヒートマップ作成

ブログ花見川流域を歩く本編の2015.08.18記事「小字DB活用効果の展望 3(例 花輪)」で小字花輪の起原が旧石器時代の狩と関わるのではないかという仮説を書きました。

そのような予感がするので、今後詳しく検討してみたいという趣旨の記事です。

旧石器時代の狩の場所(鹿の追落し猟がしやすい崖のある場所)が縄文時代になっても引き継がれ、その猟場のうちある一定の割合のものが小字花輪として現代にまで伝わってきていると考えます。

旧石器時代の狩の場所が全部小字花輪になって伝わってきているわけではありませんが、小字花輪と旧石器時代遺跡の分布は全く異なることはなく、大局的には似てくると考えます。

そこで、自分の思考を刺激するための予察行為として小字花輪と旧石器時代遺跡の二つのプロット図をそれぞれヒートマップに変換して、比べてみました。

小字花輪のヒートマップ
カーネル密度推定 半径5000m

旧石器時代遺跡のヒートマップ
カーネル密度推定 半径5000m

ドットプロット図で「似ている」と感じた程度を、別表現でより直感的に感じることができるように表現したことになります。

二つのヒートマップがどことなく似ている感じはどなたでも首肯できると思います。

私は「二つのヒートマップが似ているありさまをきっかけにして、いつか、意味のある情報にたどりつけるに違いない」と感じ、千葉県小字データベースが完成した後の本格検討が楽しみになりました。

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