2015年10月12日月曜日

パソコンメモが使えない理由

頭に浮かんだアイディアを最初にメモするメディアは紙とシャープペンシルにほぼ限られるようになりました。

私の場合、頭に浮かんだアイディアの活用は、結局はほとんどの場合、パソコンで記録整理加工して行います。
そのため、パソコンで直接メモする方法が見つかれば、大変効率的になると考え、長年にわたってパソコンメモにチャレンジしてきました。

ワードパット、ワード、エディタ
KJ法を標ぼうする多数のカード型ソフト
多数のデータベースソフト
FreeMindというソフトを集中して使った時期もあります

これらのソフトを使ってきて、結局は、頭に浮かんだアイディアをメモする方法は、メモ用紙とシャープペンシルをメディアとして使うことが一番早く確実であることをやっとこの2-3年で認めざるを得なくなりました。

紙と筆記具があれば、すぐにメモが書けます。

ところが、パソコンの場合電源が入っていなければ、それだけで2~3分の時間がロスして、せっかくのアイディアの新鮮な感覚が失われます。

電源が入っていたとしても、メモするソフトを呼び出すことに意識が向かいます。それだけでアイディアが浮かんでいる思考空間の一部が浸食されます。
ソフトを呼び出すことにも10秒とか20秒かかります。ソフトが開いて、首尾よくメモを始め出しても、漢字変換で多少手間取るようなことがあります。困ったことに図形的表現が困難な場合があります。可能だとしても図形表現に操作を移るという手間が生じます。…

パソコンソフトで「できます」ということと「実用的に使えます」ということの間には巨大な溝があると常々感じていますが、性懲りもなく電子メモのための多数のソフトを試してきて、結局、使えないという結論になりました。

人生規模の時間で、電子メモソフトに幻想を抱いてきたようです。

現在では、パソコンのあるデスクを中心にして多数の書かれた保留中のメモが拡がって分布しています。
着ている服といつも使うポーチやカバン、自動車や主要な部屋にメモ帳とシャープペンシルを常備しています。

「メモをとる」ことにパソコン(移動時のタブレット、携帯)は不向きであることがようやくわかってからまだ2-3年ということです。

また、音声でアイディアを録音して、それを機械で文字にするソフトも入手して試みましたが、実用には程遠いことがわかりました。
音声そのものをメモにするという方法もありますが、再生に時間がかかるため、メモ帳には全くかないません。

一方、とったメモを蓄積保存・整理加工・表現するためにはパソコンソフトが必須です。

ワープロソフト、エディタ、データベースソフト等はそのためのソフトであると考えた方が無難です。

現在の私は、ほとんどの場合、紙に書いたメモのアイディアを使って、パソコンで思考を展開したり、作業をしたりして、メモを残す必要が無くなってから、そのメモ紙片を捨てます。メモした文字をそのまま電子化することは少なくなっています。

紙のメモをそのまま電子化することもありますが、その場合はそのメモが重要で、かつ現在すぐにそのアイディアを使えない状況がある時です。

2015.10.12 花見川風景

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