2016年2月11日木曜日

File Makerだけ挙動が異なる「名前を付けて保存」

一般的パソコンソフトと比べて、File Makerだけ「名前を付けて保存」の挙動が異なるので、メモしておきます。

File Makerの「ファイル」のプルダウンメニューにある「名前を付けて保存」をクリックして、名前を書いて保存すると、File Makerの画面は元ファイルが編集可能状態になっています。

File Makerの「ファイル」のプルダウンメニュー

一般のパソコンソフトは「名前を付けて保存」すると、名前を付けて保存されたファイルが開き、元ファイルはソフト画面から消えますから、戸惑います。

File Makerでは「名前を付けて保存」するとき、次のようなウィンドウが開きます。

File Makerで「名前を付けて保存」するとき開くウィンドウ

名称が「複製ファイルの名前」となっています。このウィンドウの下に「保存後:□ファイルを自動的に開く(O)」というチェック欄があります。ここをチェックして保存すると、名前を付けて保存されたファイルが開きます。元ファイルも開いています。

チェックを入れないで保存すると、名前を付けて保存したファイルは開かないで、元ファイルが開いている。
チェックを入れて保存すると、名前を付けて保存したファイルと、元ファイルの両方が開いているという挙動は一般パソコンソフトと異なり注意が必要です。

File Makerは「保存」というコマンドが存在しておらず、常時自動保存されるソフトであるということから、ソフトの最初期に多くのユーザーからこのような挙動の使い勝手が支持され、現在に至ったのだと想像します。


別のデータベースソフトのAccessでは「名前を付けて保存」すると名前を付けて保存されたファイルだけが開きます。

Accessの「名前を付けて保存」画面

Illustratorでは「別名で保存」すると、別名で保存したファイルが開いて、元ファイルは画面から消えますが、「複製を保存」すると、元ファイルが残り、複製で保存したファイルは画面に表示されません。

Illustratorの「ファイル」のプルダウンメニュー

「保存」「別名で保存」「複製を保存」の3種類の保存を使い分けられるIllustratorが最も親切のように感じます。

File MakerはIllustrator以上に親切な機能(保存しなくても、常時保存してもらえる+複製ファイルの保存機能+複製ファイルと元ファイルの同時表示機能)を搭載しているのですが、Windows利用者にとっては世間一般と異なる操作方法に若干の違和感を感じるということです。

File Makerの使い勝手がとても良いので、時々感じる若干の違和感を楽しみながら使っています。

File MakerはもともとMacのソフトですから、自分はMac信者ではなかったので、このような感想を持つのだと思います。

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