2016年3月26日土曜日

パソコン作画における筋肉感覚的感情の変化

パソコンで作画する場合、とりわけ自分がイメージした図像をフリーハンドで描く場合などで、自分に生じる筋肉感覚的感情がこの1年ほどの間に大いに変化しましたので、メモしておきます。

次のような画像をイメージして、それをパソコン作画しようとします。

1 頭の中で描きたいと思った画像(例)

Illustratorを使っているにも関わらず、つい1年程前まで強い心理的抵抗がありました。

この画像を紙に鉛筆で描こうとする筋肉の動きはこれまで半世紀以上の歴史がありますから、どうしてもまず、そのような操作を無意識的にしたくなります。

次のパソコン作画はIllustratorの鉛筆ツールでこの画像をなぞったものです。

2 鉛筆ツールで描いた画像

この画像を書くとき、強烈な筋肉感覚的違和感情を覚えます。

鉛筆ならばスムーズに線を書けるのに、マウスを持ってそれをスムーズに動かせません。

当然ながらとても使い物になる画像を描けません。

パソコン作画をするために、ペンタブレットを導入することも考えたこともあります。

しかし、GISで等高線をなぞるとき、結局は曲線を直線の集合で描くしか方法がないので、いつしかその方法に慣れてきました。

鉛筆ならばもっと正確になぞることはできるけれども、パソコンに妥協しました。心理的に手を打ったのです。 それが1年前ということです。

3 直線の集合で描いた画像

鉛筆を手に持って曲線を描くという筋肉感覚を捨て去ると、マウスで曲線を描く各種方法に対する拒絶感が薄らぎだします。

4 ペンツールでハンドルを操作した画像

鉛筆で曲線を描く筋肉感覚を捨て、マウス操作で曲線を描く筋肉感覚に移行したのが、この1年程前のことです。

画像を描く時の筋肉感覚に由来する心理的葛藤(違和感)がようやく最近治まったということです。



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