2016年7月13日水曜日

過去30年間の千葉県大字町丁目数の増加状況

千葉県小字データベースに大字の位置情報を付与する作業をしていますが、その作業の中で過去30年間に千葉県の大字町丁目数が2倍弱も増えていたことに気が付きましたので、メモしておきます。

次のグラフは市町村別に見た1984年と2014年の大字町丁目数です。

1984年と2014年の大字町丁目数

1984年は角川千葉県地名大辞典附録小字一覧による情報です。
2014年は「大字町丁目位置参照情報」(国土交通省国土政策局国土情報課)です。

大字町丁目数が増えたのは率が大きい順にみると浦安市、習志野市、鎌ヶ谷市、市川市、木更津市、柏市、八千代市、白井市、船橋市、松戸市、四街道市、印西市、千葉市、我孫子市、流山市、栄町などとなっています。

大字町丁目数が増えたということは、土地の区画をより細分化することにより、より稠密な土地利用を可能にしようとすることであり、都市化の進展状況を表しています。

千葉県全体では1984年(2967)が2014年(5507)と1.9倍になっています。

なお、大字町丁目の新規増加は、既存大字町丁目名称の細分化である場合や、開発地が新規名称になる場合でも既存大字町丁目の一部が残る形で行われることがほとんどです。

従って、既存の大字町丁目名称が完全に消えて、その場所に新規名称の大字町丁目が配置されることは稀であることがわかりました。


0 件のコメント:

コメントを投稿