2016年10月11日火曜日

メモを使わない思考の訓練

数年前までの何十年間は思考を組み立てるのにメモ用紙と筆記具が必須でした。

思考したことを逐一メモしておかないと長く連続した思考とか、入れ子状などの複雑な思考は困難でした。

それが普通だと思っていました。

ところが散歩中にテーマを決めて思考するようになり、状況が変わりました。

散歩中にいちいちメモ用紙に筆記具でメモを記入することは現実的ではありません。

散歩中に思考したことを何とか憶えておき、帰宅後忘れないようにメモする癖が付きました。

そのうち、散歩中に思考したことを忘れにくくする「技」を身に着けるようになりました。

思考したことにキーワードを附け、そのキーワードがいくつあるか数えておきます。

散歩の終盤で憶えたキーワードとその数を何回か確認します。

これで、帰宅後、だいたい思考の全貌を思い出すことができます。

もう5-6年このような訓練を実施したように思います。

恐らくこれで、思考を記憶する脳空間の機能が改善されたのだと思います。

散歩中ではない一般の生活時間での思考結果記憶力が増してきました。

特に顕著なのが、就寝中何かの拍子で眠気が無くなった時、あれこれ思考するとメモ無しで連続思考、複雑思考が可能となり、キーワードを附けるなどの努力をしなくても、直後机で膨大なメモを残せるようになりました。

加齢により肉体はもとより、一般記憶力は低下し、当たり前の名称が全然でてこないため、夫婦で「あれ」「これ」だけで会話を続けるありさまです。

また手書きで漢字が書けなくなってきている状況は危機的です。

しかし、メモ無し思考能力がこの年齢で増進しているのですから不思議です。

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