2017年10月22日日曜日

便利なIllustratorアートボード複製機能

Illustratorアートボード複製機能が便利なのでメモしておきます。

恐らく20年くらい前になりますが職業生活でIllustratorをつかった人様のファイルを見たことがあります。その時、1つのファイルからレイヤーの表示・非表示操作を操って複数図面を書き出していて、レイヤーの表示・非表示機能は便利であると感心したことがあります。
その当時アートボードの複製機能は恐らくなかったのではないかとふりかえります。
趣味活動でIllustratorを使いだして、この20年前のレイヤー表示・非表示機能の便利さが強く頭に刻み込まれていたせいで、しばらくの間アートボード複製機能がもっと便利であるということに気が付きませんでした。
レイヤーが多くなると、どのレイヤーを表示し、どのレイヤーを非表示にするかということの記憶(メモ)が限界に達してしまいます。
レイヤーの表示・非表示機能で対応できない複雑な操作もアートボード複製機能で対応できるようになります。

単純例による説明(レイヤーが画像と文字の2つ)

画像と文字を表示したIllustratorファイル

このファイルから文字を除いた画像と文字を含めた画像を作ろとすれば、レイヤーの表示・非表示機能を利用して簡単に2つの画像の書き出しができます。

文字レイヤーを非表示にしたIllustratorファイル

文字レイヤーやオブジェクトレイヤーが多数あり、その組み合わせを変化させて多数の画像を書き出そうとする場合を想定すると、画像ごとにどのレイヤーを表示して、どのレイヤー非表示にするかいちいち確認する必要があります。レイヤーの数は数百にもなりますから、大変な作業に苦しむことになります。

このような時、思い切ってアートボード全体を複製すると問題が解決します。

アートボードを複製した様子(レイヤーは画像と文字の2つを表示)

複製したアートボードで原アートボードとは違うレイヤー表示にしてしまい、アートボード毎にファイル出力してしまえばレイヤの表示・非表示が異なるIllustratorファイルを複数作成することができます。2度とレイヤーの表示・非作業をする必要がなくなります。

複製したアートボードで文字レイヤーを非表示にした様子

2年ほど前からアートボード複製機能を有効活用できるようになりました。


0 件のコメント:

コメントを投稿