2018年4月29日日曜日

Adobe製品のロゴを楽しむ

Adobe Creative Cloudのアプリがどこかに行って無くなってしまっていたのですが、改めてダウンロードしたところAdobe製品のバージョンアップが目白押しでした。2017年版から2018年版でロゴが全て変わっていてその変化の様子を楽しめました。

Photoshop CC 左が2017年版ロゴ、右が2018年版ロゴ

Illustrator CC 左が2017年版ロゴ、右が2018年版ロゴ

InDesign CC 左が2017年版ロゴ、右が2018年版ロゴ

Lightroom Classic CCとDimension CC 2018年版

2018年4月25日水曜日

アフリカの人口危機---ルワンダの大量虐殺

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)の学習 17

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)を読んでその抜き書きをしたり、感想をメモしたりしています。この記事では「第3部現代社会 第10章アフリカの人口危機-ルワンダの大量虐殺」の感想をメモします。

1 ルワンダの大虐殺
1994年にルワンダで50万人から100万人が虐殺されたジェノサイドが発生しました。「文明崩壊」では現代版社会崩壊の例としてこの大虐殺の経緯や実態およびその原因を詳しく分析しています。以下大虐殺が起こった理由説明の一部を引用します。
●ルワンダの大虐殺
 ここ数十年のあいだに、ルワンダとその隣国ブルンジは、わたしたちの頭の中で、ふたつの事象、つまり高人口と大量虐殺の同義語になってしまった。この二国の人口密度は、アフリカで最も高く、世界でも最も高い部類に入る。ルワンダの人口密度は、アフリカで三番目に人口密度の高い国(ナイジェリア)の三倍、隣国タンザニアの十倍にもなる。ルワンダにおける大量虐殺は、1950年以降に世界で起こった大量虐殺のなかで、三番目に多い死者数を出した。それを上回ったのは、1970年代のカンボジア及び1971年のバングラデシュ(当時の東パキスタン)における殺戮のみだ。ルワンダの総人口はバングラデシュの総人口の十分の一なので、人口に対する比率から見ると、ルワンダの大量虐殺の規模はバングラデシュをはるかに上回り、カンボジアに次いで第二位に相当する。ブルンジの大量虐殺はルワンダよりも小規模で、犠牲者数は〝ほんの〟数十万人だった。それでも、1950年以降に世界で起こった大量虐殺のなかでは、犠牲者数で第七位、人口に対する比率では第四位に位置づけられる。
●殺戮はなぜ起こったのか?
 先の引用で、大量虐殺についてルワンダ人自身が語った言葉には驚かされた。人々が人口圧力と殺戮をこれほどあからさまに結びつけて認識するのは、ごく例外的なことだと考えていたからだ。今では、人口圧力、人為的な環境侵害、そして早魃を遠因と考えるようになった。これらは、人々を長期的な絶望状態へと追いやり、火薬樽の中の火薬のように働く。そして、もうひとつの必要条件は、近因、つまり火薬に火をつけるマッチだ。ルワンダの大部分の地域では、そのマッチは、権力の座に固執する疑り深い政治家たちにあおらあおられた民族間の憎悪だった(〝大部分の地域〟と言ったのは、カナマでのフツ族によるフツ族の大規模な殺戮が、同一の民族集団に属する人しか存在しないはずの場所で、似たような結末を例証しているからだ)。東アフリカの研究家であるフランス人、ジェラール・プルニエによれば、「殺戮の決断は、言うまでもなく、政治家が政治的な理由で下したのだ。しかし、それがなぜ、インゴ(家族用の複合住居)に住むごく平凡な農民たちによって、あれほど徹底的に行なわれたのか。少なくともその理由の一部は、あまりに小さい土地に、あまりに多くの人間がいるという逼迫感、そして頭数を減らすことで、生き残った者にはもっと多くが行き渡るという願望にある」という。

 人口圧力は、ルワンダの大量虐殺に隠された重大な要因のひとつであり、マルサスの最悪の筋書きはときに現実となることもあって、ルワンダはその筋書きが実践されてしまった痛ましい事例なのかもしれない、というのがわたしの導き出した結論だ。人口過剰、環境侵害、気候変動などの深刻な問題が、永久に続くことはありえない。わたしたちがみずからの行動で解決に成功しなければ、ルワンダのような方法、もしくは自分たちの発案ではないその他の方法で、遅かれ早かれ、自然に解決へと向かうだろう。ルワンダの崩壊の場合、わたしたちは不愉快な解決策に訴えた人々とその動機を推定できる。上巻の第2部で解説したイースター島、マンガレヴァ、そしてマヤの崩壊においても、人々の顔を想像することはできないにせよ、同様の動機が働いたと考えていいだろう。ルワンダのごとく、潜在的な問題の解決に失敗したどこかの国々で、同様の動機が将来ふたたび働くかもしれない。それは、ルワンダでふたたび働く可能性もある。今日でも人口は年3パーセント増え続け、女性は15歳で第一子を産み、平均的な家庭は五人ないし八人の子どもをもうけ、観光客は子どもたちの大群に取り囲まれているような気分になるのだから。」ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、下)から引用

ルワンダの位置

2 感想
「人口過剰、環境侵害、気候変動などの深刻な問題が、永久に続くことはありえない。わたしたちがみずからの行動で解決に成功しなければ、ルワンダのような方法、もしくは自分たちの発案ではないその他の方法で、遅かれ早かれ、自然に解決へと向かうだろう。」という記述には重みを感じます。
現代地球社会が抱える矛盾、つまり数十億人の生活レベルを全て先進国並みにするだけの地球資源がなく、一方グローバル化で数十億人が先進国並み生活レベル向上を目指していて、その矛盾が数十年先には何らかの方法で解決せざるをえないこと、にも根本的問題意識を持ちます。破滅的解決か、知恵を絞った非破滅的解決か。
他方、考古世界に目を向けると、縄文社会の集落消長は自然の生産力に一方的に頼る生活の中で「自然に解決」された事例で、その実態がどのようなものであったのか詳しく知りたくなります。

2018年4月22日日曜日

Lightroom Classic CCを使った写真への位置情報追加

Lightroom Classic CCを使った写真への位置情報追加が便利なのでメモしておきます。
もちろん風景写真でもよいのですが、自分は資料(平面断面図、出土物スケッチ写真、文章記述などのjpgファイル)をGoogle earth proやQGISに貼り付けることに意識を集中している中で知った基礎技術です。

1 ライブラリモジュールにおける直接記入
ライブラリモジュールでjpgファイルを選択して、そのメタデータの中にある「GPS測定位置」欄に直接位置情報をコピペする方法があります。Google Mapで取得できる10進法の位置情報をコピペすると表示は度分秒になります。

ライブラリモジュール画面

2 マップモジュールにおけるクリック
ライブラリモジュールでjpgファイルを選択しておき、マップモジュールで位置をクリックすると位置情報を追加できます。

マップモジュール画面

2018年4月19日木曜日

緯度・経度の順番と経度・緯度の順番の2つの流派があることを知る

地図や写真の空間座標の順番が2通りあることを始めて意識しました。
これまで、緯度・経度の順番でデータを扱うこともあり、反対に経度・緯度の順番のデータも扱ってきています。緯度・経度の扱いに2通りあることはなんとなく体験していましたが、その場その場で実務が進めばよいのですから言われるがままの順番でデータを操作してきました。

ところが土坑断面図画像(jpgファイル)をQGISレイヤに貼り付けようとしたとき、その2つの違いを否が応でも意識せざるを得なくなり、経度・緯度の順番を左手系と呼び、緯度・経度の順番を右手系と呼ぶことはじめて知りましたのでメモしておきます。
(右手系・左手系の説明はウィキペディア「緯度経度」で説明があります。)


ブログ花見川流域を歩く2018.04.16記事「土坑断面図画像を貼り付けたQGISレイヤの完成」に書いた作業方法と空間座標系の順番は次の通りです。

・土坑の位置情報をQGISからとりだす。(経度・緯度 左手系)
・平面断面図(jpgファイル)のexif情報の中に位置情報を埋め込む。(Lightroom Classic CCを利用)(緯度・経度 右手系)
・QGISプラグインphoto2kmzを使って平面断面図の分布図作成(csvファイル)(緯度・経度 右手系)
・QGISに平面断面図csvファイル読み込み(経度・緯度 右手系)
・QGISプラグインeVisを起動して平面断面図ファイルを表示ウィンドウ(イベントブラウザ)で表示できるように設定する。

これを作業画面でみると次のようになります。

QGIS 左手系

jpgファイルexif情報の位置情報 右手系

Google earth pro、Google Mapも右手系なので参考までに紹介します。

Google earth pro 右手系

Google Map 右手系

上記の土坑断面図画像のQGIS貼り付け作業における左手系→右手系→左手系の変換は次のように行いました。

QGIS(左手系)→jpgファイルexif情報(右手系)の変換
QGISから書き出した土坑位置情報(csvファイル)をExcelで読み込み、列を交換して(経度・緯度順番→緯度・経度順番)csvファイルで書き出して利用しました。

平面断面図csvファイル(右手系)→QGIS(左手系)の変換
QGISでcsvファイル(デミリテッドテキストデータ)を開くとき、どのカラム(列)が経度で、どのカラム(列)が緯度であるか聞いてくるので、そこで設定します。データ自体の変換は必要ありません。

QGISでデミリティッドテキストファイルを開くときの設定画面

2018年4月18日水曜日

タスクバーを色付けしたら作業しやすさ向上

アプリ画面そのものの画像をブログ記事で使うことが多いのですが、画面全体にしまりがなく、Windowsの設定→個人用設定→色でタスクバーに色(緑)を付けました。
趣味活動の中ではあまり意味の無い気休めとしての色付けです。

ところがタスクバーに色をつけると作業がとてもしやすくなりました。予想していなかった効果です。

下図のようにタスクバーの色はそのアプリを操作しているものだけにつきます。それ以外の非アクティブなアプリには色がつきません。

3枚のモニターで3つのアプリを使っている時のタスクバーの色(緑)

タスクバーに色をつければいつでもアプリのタスクバーに色がつくものと考えていたのですが、そうではなく自分にとってアクティブなアプリのタスクバーにのみ色がつくことを知りました。
多数のアプリウインドウを利用しているとき、今操作しているアプリがどれであるか自動的に意識できて作業がとてもしやすくなりました。
さらに私にとって特別に便利なことは、アプリ画面そのものをAlt+PrintScreenキーで画像として取得する時に、そのキー操作がどのアプリ画面に対応するものか迷うことが無くなったことです。

最近はQGISでもGoogle earth proでもそのほかすべてのパソコンアプリから生み出す画像は手間がかかる「画像としての保存」機能を使うことなく、すべて簡易操作ですませることができるAlt+PrintScreenキーで取得した画像を素にPhotoshopで切り出して使っています。従ってタスクバー色機能は私にとって、Alt+PrintScreenキー操作対象の自動表示機能が生まれたに等しく、画像取得操作作業のしやすさが向上しました。
趣味活動の操作快適性が向上しました。

2018年4月12日木曜日

成功を収めた社会の例

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)の学習 16

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)を読んでその抜き書きをしたり、感想をメモしたりしています。この記事では「第9章存続への二本の道筋」の最後のまとめ項目である「成功を収めた社会の例」の感想をメモします。

1 成功を収めた社会の例
図書では成功を収めた社会の例としてニューギニア高地、ティコピア島、江戸時代日本について詳しく説明してきています。
そのほかの事例として次のものをあげていいます。
●ノルウェー領グリーンランド社会崩壊と対比させたわずかな成功譚
オークニー諸島、シェトランド諸島、フェロー諸島、アイスランド
●過去2、3世紀にトップダウン方式で森林を安定、拡大させた国
ドイツ、デンマーク、スイス、フランス、その他の西ヨーロッパ諸国
●絶対君主のもとでも大規模森林再生、土壌浸食防止の段々畑造成
インカ帝国
●ボトムアップ方式
プエブロ族、グリーンランドイヌイット、オーストラリア先住民
●灌漑システムを維持している共同体
スペインの共同体、フィリピンの共同体、スイス高地の村々
●ボトムアップ方式での複雑広域の例
インド亜大陸のカースト制度の仕組み

これらの成功社会例を地図でみると次のようになります

環境問題解決事例 過去社会

図書では成功社会と崩壊社会を比べると、成功社会のほうが環境が有利で、崩壊社会の環境はより厳しいようにも見えるが、その説明は部分的なもので、環境の違いだけではすべてを説明することはできないとして、次のように結論を述べています。

グリーンランドやアメリカ南西部など、同じ環境のなかでも、ひとつの社会が成功した一方で、異なる経済を実践したもうひとつの社会、もしくは複数の社会が失敗した例もある。すなわち、環境だけでなく、環境に適した経済の正しい選択が重要なのだ。この謎に残された大きなピースは、特定の経済さえ採用すれば、社会がそれを持続可能な方法で実践するのかということだ。その経済が依存する資源――耕作用の土地、放牧用の草木、漁場、狩猟鳥獣、採集植物や小動物――にかかわらず、乱開発を避ける習慣を発達させる社会もあれば、その難題に屈してしまう社会もある。」ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、下)から引用

2 感想
●インドカースト制度について
インドカースト制度について、これまで自分は、それは封建的因習であり解決すべき問題であるという側面でしか理解していませんでした。しかし、それが成立した理由として多数住民が限られた資源を有効活用するために必要な社会的棲み分けシステムであり、社会崩壊を免れるために過去社会が生み出した仕組みであると理解することができました。自分の認識の浅さを感じることができました。

●環境に適した経済の正しい選択について
環境の厳しさだけでは社会崩壊の全てを説明できないという視点は大いに参考になります。
同時に、この図書で扱っている社会はほとんど農業社会です。狩猟採取社会はオーストラリア先住民の例が極わずか触れられている程度です。
狩猟採取社会における「環境に適した正しい経済の選択」「環境に適合しない悪しき経済の選択」がどのようなものか、詳しく知りたいと思います。そのような記述はこの図書ではないので、自分で考えるほかはないのかもしれません。
縄文時代説明図書では、縄文社会消長の理由はほとんど全て環境変化によるとされていますが、本当にそうであるのか、疑問が生じています。

ジャレド・ダイヤモンド「文明崩壊」の視点は大いに参考になります。

2018年4月9日月曜日

森林資源の損なわれた江戸時代の日本と徳川幕府の解決策

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)の学習 15

ジャレド・ダイアモンド著「文明崩壊」(草思社文庫、上下)を読んでその抜き書きをしたり、感想をメモしたりしています。この記事では「第9章存続への二本の道筋」で書かれている成功事例の一つである江戸時代日本について抜き書きをしてその感想をメモします。

1 森林資源の損なわれた江戸時代の日本と徳川幕府の解決策
以下抜き書きとメモによる要旨です。
もうひとつの成功譚は、次の点でティコピア島と類似している。外の世界から孤絶した人口密度の高い島社会が舞台であること、経済的に重要な物資の輸入がほとんどなかったこと、そして持続可能な自給自足のライフスタイルを打ち立てた長い歴史を持つこと。
しかし、類似点はそこで終わる。なぜなら、この島は、ティコピア島の十万倍の人口と、強力な中央政府、先進的な産業経済、裕福で強力な支配層に束ねられた高度な階層社会、さらには環境問題解決に向けての上意下達型の強固な体制を有しているからだ。ここでは、1868年までの日本を事例として取り上げる。
徳川幕府の解決策 1657年の明暦の大火と、結果として首都再建のために生まれた木材の需要は、国の人口、特に市街地の人口が急増していた当時、刻々と進む木材その他の資源の欠乏に警鐘を鳴らす機会となった。それは、イースター島並みの大惨事につながる可能性もあった。しかし、日本は、次の2世紀のあいだに少しずつ、安定した人口と、これまでよりずっと持続性のある資源消費率を達成してみせた。この方針転換は、代々の将軍による上からの主導で行なわれた。将軍たちは、儒教の原理に訴え、国を災厄から守るため、消費を抑えて予備物資を蓄えるよう奨励する上意を布達した。
●2つの方針転換
・方針転換のひとつは、農業に対する圧力を緩和するため、魚介類やアイヌとの貿易で得た食料への依存を増やしたことだ。
・もうひとつの方針転換として、人口のゼロ成長をほぼ達成したことが挙げられる。
●消極策と積極策
・トップダウン方式の政策の多くは、樹木の伐採と生産のあいだに生じた不均衡の是正をめざしており、当初は消極策(伐採を減らす)を中心としていたが、しだいに積極策(生産を増やす)も採られるようになった。
●なぜ日本社会は崩壊しなかったのか?
・ポリネシアやメラネシアのたくましい島々と同様、日本では、降雨量の多さ、降灰量の多さ、黄砂による地力の回復、土壌の若さなどのおかげで、樹木の再生が速い。
・ほかの社会では多くの土地の森林を荒廃させる原因となった、草や若芽を食べてしまうヤギやヒツジがいなかったこと、戦国時代が終わって騎兵が必要なくなり、江戸時代の初期にウマの数が減ったこと、魚介類が豊富にあったので、蛋白質や肥料の供給源としての森林への圧力が緩和されたことなどが含まれる。
指導者たちが、受動的な策ばかり採らず、危機を予測して早めの行動に乗り出す勇気を持ち、鋭い洞察によって〝上から下へ〟の管理を決断すれば、社会を見違えるように変化させることができる。それと同様に、勇敢で活動的な住民たちは、〝下から上へ〟の管理を実行に移すことができる。徳川家の将軍たちと、わたしの友人でもあるモンタナ州テラー野生動物保護区に関わる地主たちは、みずからの長期的な目標に加えて、その他おおぜいの利益をも追求しているという点で、それぞれの管理方式の最高の範例と言えるだろう。

2 感想
・戦国時代が終わった時点では森林荒廃とそれを是正する社会規範が十分に存在していないため、将来社会崩壊を招きかねないような客観状況が存在していたという指摘が書かれています。この指摘はこれまでの自分の日本史認識に無かったので、自分にとって大きな学習成果です。
・鎖国による内部資源の有効利用だけによる経済運営と人口増加阻止施策の機能が社会崩壊しなかった理由としていますが、そのような捉え方は現代グローバル社会の崩壊を免れる条件でもあると強く感じます。
・徳川幕府の上からのトップダウン環境管理の有効性について、著者は日本人が考えるよりより純粋に把握しているように感じました。

参考 現代の日本列島付近の森林 緑色が森林 Natural Earth1(現状土地被覆)

参考 人の影響が無かったと仮定した場合の日本列島付近の森林 緑色が森林 Natural Earth2(人の影響を除外した仮想土地被覆)

2018年4月5日木曜日

パソコンソフト操作技術錬度向上策

現在は使わなくなったパソコンソフト「地図太郎PLUS」と「Word」を最近都合により使いました。使いだした途端に基本操作ができなくて愕然としました。「地図太郎PLUS」は点情報の点の大きさや色を変える操作が無意識で出来ない、「Word」は印刷余白サイズ変更の仕方が無意識で出来ませんでした。もちろん少し調べればすぐに思い出しましたが、基本中の基本が半年程度その操作から離れると無意識操作ができなくなるという現実に直面し、パソコン操作技術錬度についていろいろと考えさせられました。

他の人の場合は判りませんが、自分の場合は使わない操作技術は忘れるような頭脳の仕組みになっています。「地図太郎PLUS」や「Word」は本格利用の予定はないので、徐々に使えなくなっていってもかまいません。しかし、2018.03.30記事「趣味活動におけるパソコンソフト操作技術レベル」で書いたソフトについてはその操作技術錬度の向上を願っています。それにもかかわらず漠然と趣味活動を展開しているだけではいつまでたっても操作技術を上級レベルに持っていけないと直観します。
一方、趣味活動の時間の中でパソコン教室みたいな過ごし方をするのは本末転倒であるとも思います。

そうしたアーダ、コーダという思考のなかでパソコンソフト毎に習得すべき基本技術一覧を知り、その技術のどこが不得意で知らない分野であり、どこが得意で知っている分野であるかという認識を持ち深めるような意識を持てば、日常趣味活動の中でソフト操作技術錬度が向上するのではないかと気が付きました。

パソコンソフト毎に一般的な操作技術一覧を作り、趣味活動の中で自分の技量を絶えずチェックするような意識を持てば、それだけで一定の錬度向上に資すると直観しました。

肥満に苦しむ人が毎日体重計で体重を図り、自分の体重の状況を意識するだけで(日常の食事に関する無意識が変化して)体重が減少するという意識-肉体現象と同じ現象を、趣味生活で意識-技術錬度現象として発生させたいと思います。

興味のあるパソコンソフトの技術大項目(手持ち参考書の目次)
この大項目の下にある小項目レベルで自分の技量を絶えずチェックするような体制を作りたいと考えます。


2018年4月2日月曜日

2018年3月ブログ活動のふりかえり

ブログ「花見川流域を歩く」とそのファミリーブログの2018年3月活動をふりかえります。

1 ブログ「花見川流域を歩く」
3月は大膳野南貝塚後期集落の土坑検討記事を18編書きました。
発掘調査報告書でまとめられている土坑一覧表をつかって時期別にさまざまな土坑指標を比較しその分布をみたのですが、どうしても自分内部で納得する学習になりませんでした。
そこで、3月一杯で大膳野南貝塚学習を暫定的に区切ることを目標にしたのですが、その目標達成は止めて、土坑の自分レベルの元資料整理とデータベース化に着手して自分自身が納得のいくデータを作成して、そのデータで264基の分析をすることにしました。
土坑資料整理とデータベースを作成するという「首から下の作業」(思考を伴わない単純作業)に長時間をとられてしまい、掲載記事数が予定に比べて大幅に減少しました。
しかし、私家版土坑情報編集物を完成させることができ、土坑の納得のいく分析が可能となり、早速土坑断面形kj法分析に着手することができました。
「急がば廻れ」をそのまま実践した3月でした。

2 ブログ「花見川流域を歩く 番外編」
ジャレド・ダイアモンド「文明崩壊」の学習記事をメインにしたいと考えているのですが、全13記事中「文明崩壊」感想は3記事となりました。ただし「文明崩壊」学習で必要なGISや地理データ技術に関する記事が多くなりました。「文明崩壊」の感想を次々に記事にしていくのが「もったいない」ように感じ「もっと味わいたい」と感じ、学習の楽しさのなかで「もっと粘りたい」と感じたため、このようなブログ対応となりました。
実際の「文明崩壊」読書はすっかり前に終わっていて、記事を書くときに何度も読み直しています。

3 ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」
早朝散歩記事25編を書きました。日の出時刻が毎日早くなり、それに合わせて毎日散歩出発時間を早めていて、冬至頃は6時45分ごろ自宅出発が現在では5時15分ごろ出発となっています。日の出時刻頃の風景の様子(光の様子)が雲・水蒸気などの影響で毎日違い、同時に植物や生き物の様子も季節で異なるので、もう8年間も同じ場所の写真を毎日撮っているのですが一向に飽きませんから不思議です。

4 ブログ「世界の風景を楽しむ」
Geomorphology from spaceの風食地形に関する記事をメインに7記事書きました。時間があればもっとこのブログの記事を沢山書きたのですが…。

5 ブログ「芋づる式読書のメモ」
猪の文化史考古編(新津健、2011、雄山閣)学習関連記事6編を書きました。時間があればこのブログももっと沢山の記事を書きたのですが…。

6 3月活動の特徴
ブログ花見川流域を歩く2018.03.30記事「私家版土坑情報編集物完成」に書いたとおり土坑情報編集作業(発掘調査報告書の組み換え作業)はとても良い感想を持つことができました。与えられた資料(発掘調査報告書)そのままから情報をよみとるだけでなく、必要なら元資料を料理して(編集して)情報を汲みだすという「強い意識」を持つことができました。

7 4月活動のイメージ
土坑学習は4月一杯で切り上げ、5月から大膳野南貝塚学習の総とりまとめに入るつもりです。

参考
ブログ「花見川流域を歩く」2018年3月記事
〇は閲覧が多いもの
ブログ「花見川流域を歩く 番外編」2018年3月記事
ブログ「花見川流域を歩く 自然・風景編」2018年3月記事
ブログ「世界の風景を楽しむ」2018年3月記事
ブログ「芋づる式読書のメモ」2018年3月記事
花見川風景

2018年4月1日日曜日

Illustrator 選択画像数のカウント

Illustratorで選択画像数のカウントができるのでメモしておきます。

Illustratorで選択画像数のカウントをした画面
画像を選択してからウィンドウ→ドキュメント情報でが画像数が種類別にカウントされてます。
単純な作画だけでこのような機能を使うことはあまりないと思います。
このような特殊機能が付いていることを始めて知り、少し驚きました。